現役看護師が語る、辞めたい・転職したい!と思う瞬間6選

【寄稿記事】
人と接する事が好きな私は看護師という仕事が好きで誇りを持っています。しかしながら時にはこの仕事が辛くなる事もあります。ここでは私が看護師の仕事を辞めたいと思った瞬間を経験を踏まえて書いていきたいと思います。

1,「夜勤」「日勤」交代制の不規則な勤務で疲労

病棟で働いていると夜勤は付きものです。私は看護師を始めた当初は夜勤がある方が朝はゆっくり寝られるし楽なんじゃないかと思っていました。しかし、これは大きな勘違いでした。

若い頃は若さで何とか乗り切っていましたが、やはり身体は正直、年齢を重ねる事に少しずつ辛くなっていきました。眠たかったり、だるかったりと身体が辛いのは当然なのですが、夜中に無理やり身体を起こし、緊張感のある環境で長時間働いているため疲れが蓄積されていき普段イライラしやすくなったり、何となく気分が沈んだり精神面にも影響が出ていました。

ただし、これは仕事を辞めてから気付いた事です。夜勤のある生活をしている間は、その生活が当たり前なのでイライラするのも気分が沈むのも自分のせいとばかり思っていました。仕事を辞めて規則正しい生活を送り始めた時、夜勤が想像以上に自分に負担を掛けていた事に気付きました。やはり人間は昼間活動して、夜は寝るように身体が出来ています。夜勤をなくしてからは肌の調子が良くなり、化粧乗りがハッキリ変わったのを未だに覚えています。

2,仕事量の多さから自分が何をやりたいか見失う

夜勤だけでなく、日勤の勤務もかなりハードでした。特に看護師不足という事もあり、1人の看護師に掛かる仕事量も多かったです。

私は急性期の外科病棟で働いており、毎日手術や処置に加え、検査や入院やケア、急変対応…毎日あっという間に過ぎて行き、時間外勤務も当たり前でした。処置なども看護師にとっては大切な仕事です。しかし、患者さんが苦痛や不安が大きい時は傍に寄り添い、その言葉に耳を傾ける事も看護師として私は非常に大事だと思っています。

しかし、処置や検査に追われなかなか患者さんの話にゆっくり時間を割いて聞けなかったように思います。私のいた病棟は、手術前やターミナル期などデリケートな時期にある患者さんも多く、このような患者さんには特に精神的なケアが重要です。出来る限り不安などは聞くように努力しましたが、十分に出来ていたかと言われたら正直自信がありません。

このように処置などの作業に追われる毎日が続き、自分が何のために看護師をやっているのかだんだん分からなくなる日が続きました。

3,ハードなうえ、緊張感が続き精神的ストレスに

他のお仕事もそうだとは思いますが、看護師の仕事も身体的にも精神的にもハードです。先程も述べたように、近年は看護師不足の状態が続いているため1人の看護師の負担が大きくなっています。たくさんの仕事をこなさないといけませんが、看護師が1つミスを起こす事で患者さんの命に関わって来る事もあります。そのため常に神経を張り巡らせて仕事をしなければいけません。

程良い緊張感というのは仕事をする上で大切だと私は思います。しかし、この状態が続くのは身体にかなり負担を掛けており非常に疲れます。特に夜勤は看護師の人数も少なく、受け持つ患者さんも少ないため尚気も張ります。

私の場合、看護師の経験を重ねる事に夜勤も緊張感が増してきました。その理由は、看護師の経験年数を重ねると、一緒に夜勤をする看護師が後輩看護師しかいない事も多くなってくるからです。自分が若手の時は先輩看護師と夜勤をする事が多かったので、何かを判断する時は先輩に相談や確認しながらやってきましたが、経験を積むことに今度は自分が相談される側になっていきます。これは当然の事であり、自分の成長が認められている証で嬉しい事でもあるのですが、自分の判断で患者さんの命を左右してしまうかもしれないという気持ちが常にあり、緊張感が強いられました。

4,仕事の達成感を感じる事が難しい

何度も言うように看護師の仕事はハードです。しかし、自分自身を「良くやった」と思えるような満足感・達成感を感じる事は大変な仕事の割には少なかったように思えます。それはなぜかと言うと、自分の頑張りがはっきり確認出来る指標のようなものがないからです。仕事は遣り甲斐もあり、患者さんや家族の人から「ありがとう」と言って貰えると非常に嬉しいのも確かです。しかし、本当にこれで良かったのかと感じる事も多くあります。

それを感じた体験の1つなのですが、過去に私は癌の末期の患者さんを受け持ちました。この患者さんは癌による苦痛が日に日に強くなり、鎮痛剤が効かず痛みで悶絶したり、薬の副作用で幻覚や徘徊行動などの精神症状が頻繁にみられコミュニケーションもまともに取れない状態でした。その状態を担当医師や先輩看護師に伝え相談した結果、鎮静剤を使って眠らせる事になりました。もちろんこの判断は、患者さんや家族にも病状を伝え、了承を貰って行った結果なのですが、勤務の交代で来た看護師が「まだこんな事しなくても良かったのに…」と言ったのを聞いてしまい、ショックを受けました。

周りのスタッフや家族の人とも十分相談して決めた決断でしたが、自分がそのきっかけを作ったので何となく責められている気分になりました。その数日後、その患者さんはゆっくり息を引き取りました。ご家族の人は「ありがとうございました」と言って下さいましたが、あの時の判断が本当に正しかったのか今でも時々考えてしまいます。自分では患者さんの苦痛を取り除いてあげたいと思い行った行為でも、それは家族と会話をする機会をなくしてしまったり良い事ばかりではありません。

「看護」という仕事は正解がないので自分の死生観や価値観でも人によって随分考え方が変わってきます。それが仕事のやり甲斐や考える楽しさに繋がりますが、成果が数値化して見えないので、達成感や満足感を評価するのが非常に難しいです。

5,仕事と家事・育児の両立が難しい

育児は私が病棟勤務を辞めた理由の大きな理由でもあります。育児と仕事の両立はかなり大変です。特に病棟勤務では夜勤が必須という病院も最近では多いので出産や子育てを理由に退職する友人も私の周りに多くいます。

私もその1人で、実家も遠く、病院にも託児所がなく周りのサポートがなかなか得にくい環境だったので子育てを機に退職しました。病棟勤務だと、朝も早めに行って情報収集をし、帰りも定時で上がれない事が多かったので保育園の送迎だけでも大変だと思ったからです。

また、保育園に行き出すと最初のうちは病気などで呼び出しの電話があり、仕事を早退しなければいけない事も何度も出てきます。周りの看護師は「大丈夫よ」とは言ってくれますが、やはり忙しいのが分かっているだけに気も遣います。毎日保育園から電話が掛かってこないかドキドキしながら仕事するのは精神的にも疲れます。そのドキドキに加え、仕事の忙しさで自分の気持ちの余裕がなくなってしまうと思いました。

気持ちに余裕がなくなる事で、子供にイライラした気持ちで接してしまいそうだったのも退職の理由の1つです。最近では病院に託児所がある場所も多く、夜間託児もしてくれるので出産してからも夜勤を継続出来る病院も増えてきました。これはもう1人1人の価値観や考え方で意見は変わりますが、私の場合は子供が小さいうちは夜間は家にいたかったのと収入が減ってでもパートに切り替えて子供との時間を出来るだけ多く取ろうと思い退職に踏み切りました。

考え方は人それぞれで、私の周りには出産後も病棟で働いたり、夜勤も継続している人もたくさんいます。

6,ナース・医師との人間関係でのストレス

幸せな事にあまり私は人間関係でのトラブルはなかったのですが、やはり合う合わないはあります。これは看護師に限った事ではないと思いますが、看護師は職業柄女性が多いので陰口なども多かったように正直思います。私の友人の病院ではいじめや嫌がらせがある所もあります。

私の病院はそんなに陰湿なものはなかったですが、好きな看護師と嫌いな看護師によって態度をあからさまに変える看護師や人の悪口ばかりいう看護師、夜勤で後輩看護師しかいないと全く働かない先輩看護師など苦手だなと思う人は何人かいました。トラブルはありませんが、看護とはチームプレーなのでやはりそういう人と一緒に働くのは苦痛になります。ただでさえストレスの掛かる仕事なのに、余計なストレスが上乗せされます。

看護師という仕事は非常にやりがいを感じ好きな仕事ではありますが、上記に述べたようなストレスも多く、辞めたくなる事も多くあります。ストレスを感じたときに、職場を辞めよう!辞めたい!と思ったら、まずは転職エージェントのサイトにいくつか登録してみて他の現場の勤務条件と現状を比べてみるとか、本当に辞める必要があるのかを冷静に考えてみましょう。

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