眼疾患の看護計画

眼の疾患と聞いても、なかなかどのような問題を抱えているか、どのような看護を行えばいいのか解らない方も多いのではないでしょうか?

眼疾患になれば、視力障害や場合によっては失明することがあります。視力障害や失明し視覚を失うことは、日常生活を送るにあたって様々な問題を抱えます。

患者さん自身の苦痛や問題を少しでも緩和するために看護計画をきちんと立てる必要があります。

では、眼疾患の看護計画についてお話ししていこうと思います。

眼疾患の患者の特徴は?

眼疾患と聞けば皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?白内障や緑内障といった疾患がメジャーかと思います。

ですが、この他にも様々な疾患があり視力機能障害の他に眼痛や充血、異物感、流涙などの症状があります。

網膜剥離の好発年齢は発症原因の違いから、20代と50代に多い
20代の網膜剥離は、近視眼でしばしば見られる網膜周辺部の変性(網膜格子状変性)に円孔があることによって生じる
硝子体はしっかりとしたゼリー状になり、網膜と接着しているので、硝子体が網膜下へ侵入する力や網膜を牽引する力は少なく、剥離の進行は比較的緩徐であり、全く自覚症状がない場合もある
50代の場合、後部硝子体剥離(ゼリー状の硝子体が縮んで網膜と離れる加齢現象)が起こる時期でもあり、それによって部分的に網膜を強く牽引することで、網膜裂孔が生じる
その多くは視野障害、飛蚊症、光視症といった症状が出現する
一度、裂孔が起きると、容易に液化硝子体が網膜下へ侵入していくため、比較的進行が速い
引用:http://www.nurse-happylife.com/12839/

このような症状によって身体的な問題だけではなく精神的・社会的な問題も抱えることになります。

眼疾患の看護計画を立てるために、まずは看護過程についてお話ししていこうと思います。

眼疾患の看護過程

看護過程を行うには、まず情報収集です。情報収集をする際には眼疾患に関連した情報だけではなく、その他の身体状況や精神状態、そして社会的役割や家族、日常生活動作についても情報を得なければいけません。

今回は、網膜剥離の患者さんを例にあげて説明していきます。網膜剥離を起こす原因は、特発性やアトピー、外傷や強度の近視などによる膜裂裂孔によってのものが多いです。

この網膜剥離は、レーザー治療で軽快する場合もありますが多くの場合が手術の適応となります。症状としては、視野欠損や視力障害が生じ放置すれば失明する可能性もあります。

ですので、きちんと情報収集して状態を把握しなければいけません。項目としては、現病歴、既往歴、客観的・主観的症状と程度、病気に対する理解、心理状況、家族構成、社会的役割、日常生活動作を情報収集しつぎに、アセスメントを行います。

看護過程の次はアセスメント

アセスメントを行う際のポイントとしては、今、患者が抱えている問題もしくは、今後起こり得る問題を考えることです。

看護計画を立てる上で、はじめに行った情報をもとにアセスメントする必要があります。網膜剥離の患者さんの場合ですが、網膜剥離は多くの場合手術を行わなければいけません。

網膜剥離の患者さんのアセスメントを行う場合は、手術による感染リスクや麻酔による体への負担、視力低下や視野欠損による日常生活操作の低下や、心理的な負担を考えなければいけません。

皆さん、眼の手術をしなければいけないと聞けばどう思いますか?やはり、不安ですよね。また手術せずにほっておけば、失明するかもしれないと思うとさらに不安は増します。

ですので心理的な負担を考えたアセスメントは重要なのです。

アセスメントの次は看護計画

アセスメントを行った後には、看護問題を立案しそして、看護計画を立てます。網膜剥離の患者さんの場合の看護問題を考える際に一番に考えなければいけないのは、「手術による感染リスク状態」であることです。

もちろん、手術を行う患者さんに限りますが、手術後に合併症を伴わず回復するのが一番の看護目標です。

では、この看護目標に対する看護計画です。まず、O-Pでは、苦痛の程度、客観的・主観的な症状、バイタル測定をはじめとする全身状態の観察です。

C-Pでは、正確な内服薬や点眼の援助。抗生物質の投与。医師の指示のもと鎮痛剤の投与。身体の保清。

E-Pは、眼の症状だけではなく、その他の症状がある場合は看護師に報告してもらうように説明する。何か疑問がある場合や不安がある場合は看護師に伝えてもらうように説明する。

といった内容です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?少しは、眼疾患の看護計画について理解していただけたでしょうか?今回は、網膜剥離に関しての看護計画をさせていただきましたが、他にも様々な疾患や症状があります。

眼疾患の場合、視覚や視野の制限がかかるということは、肉体面だけではなく精神的な負担も図りしれません。

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ですので、個々の患者さんに合った看護計画を立案することが大切なのです。

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