脳・神経疾患の看護計画

脳・神経疾患と聞くと脳梗塞や脳出血などの病気をイメージするか方が多いのではないでしょうか?この疾患以外にも脳腫瘍や水頭症、脊髄炎などもありますし、中毒症状やてんかん、認知症も脳神経疾患にふくまれます。

では、脳神経疾患の看護計画についてお話ししていこうと思います。

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引用:https://j-depo.com/news/post-1591-1591.html

脳神経疾患の特徴

脳神経疾患とは
脳神経疾患とは、脳梗塞、脳血栓症、脳内出血、クモ膜下出血、急性硬膜下血腫、万銭硬膜下血腫、水頭症、正常圧水頭症、けいれん発作、てんかんなどたくさんの種類があります。それぞれに特徴的な症状や観察点があり、発症前の前駆症状に気づくことが出来れば、障害の程度、発症の程度をより軽度に出来ることもある為、それぞれの疾患の特徴を知っておく必要があります。

引用:http://nurse-cube.com/39272/

では、これらを踏まえて脳神経疾患の看護計画についてお話ししていこうと思います。といっっても脳神経疾患には様々な疾患があり、また疾患によって得ておくべき情報は違ってきます。今回は、パーキンソン病を例に挙げてお話ししていこうと思います。

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引用:http://omaezaki-hospital.jp/category/parkinson/

脳神経疾患の看護過程

看護過程を行う上で大切なのが、情報収集です。情報収集するのは当たり前しある程度の情報さえ得ることができていれば大丈夫でしょと思っている方もいらっしゃると思います。

ですが、診療科によって押さえておきたい症状や情報は変わってくるのです。では、脳神経疾患の患者情報で知っておくべきことをお話ししていこうと思います。脳神経疾患といっても病気によって得ておくべき情報は違ってきます。

まずは、少しパーキンソン病についてお話ししておきます。パーキンソン病とは

主に40歳から50歳以降に発症し、ゆっくりと進行する原因不明の神経変性疾患です。神経伝達物質の一つであるドーパミンが減少する事で起こると考えられています。パーキンソン病の日本での有病率は、人口1,000人当たりに約一人と言われており、日本全体で10万人以上の患者さんがいると推定され、高齢化社会を迎えるにあたって、今後ますます患者数は増えると予想されています。パーキンソン病は50歳、60歳代で発病することが多いのですが、70歳代以上の高齢で発病する方も稀ではありません。また、時には40歳前に発病する方もいます。一般的には遺伝する病気とは考えられていませんが、年齢の若い段階で発病した方の中には、遺伝子の異常がある方がいる事が解ってきています。

引用:http://neurosurgery.med.u-tokai.ac.jp/edemiru/par/

では、得ておきたい患者情報ですが、年齢・性別・既往歴・現病歴・家族背景・バイタルサイン・神経学的所見・検査所見・治療方針・薬剤・薬剤による副作用の有無・日常生活動作・コミュニケーション能力などです。最低でもこれらの情報は必要ですし、在宅援助をするためには、退院後の環境や介護保険が使えるかなどの情報も得ておく必要があります。

情報収集ができたら次はアセスメント

情報収集を得ることができたら次はアセスメントを行います。このアセスメントを行うためにはきちんとした情報を得ておかなければいけません。アセスメントを行う際には大きく分けて5つに分類します。

1つは、運動機能です。パーキンソン病の場合、振戦や動作の緩慢、そして薬剤によって運動機能が妨げられます。ですので、状態に合わせた日常生活動作において必要な援助を行うことが必要です。また、転倒のリスクも高いことも考慮しなければいけません。

2つめは、コミュニケーション能力です。パーキンソン病疾患の患者さんの特徴として小声で早口です。そのため、じっくりと耳を傾けなければ聞き手は理解することが難しいです。ですので、患者を取り巻く周りの人への指導も考慮しなければいけません。

3つめは、排泄機能です。パーキンソン病を伴う自律神経障害や運動量の低下、薬物の副作用によって排泄機能が衰退することを頭に入れてアセスメントする必要があります。

4つめは、栄養状態です。パーキンソン病は薬が効き始めるまで体がこわばり動かしにくいです。そのため、内服時間を考慮し食事をりやすい時間に摂取してもらわなければ栄養を確保することが困難になることを考慮しなければいけません。

5つめは、家族背景です。パーキンソン病を患っているからといって病院での長期入院は困難であるため在宅での生活を送らなければいけない人がたくさんいます。ですが、介護を行うことはとても大変で家族への負担がかかってしまいます。

そのため、社会福祉機関の紹介や介護をおこなう際のポイントなども踏まえたアセスメントが必要です。

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引用:http://www.min-iren.gr.jp/?p=19577

アセスメントの次は看護計画です

アセスメントを行うと見えてくるのが看護問題です。患者さんにとって何が問題であるか、そしてどのように解決していく必要があるかを明確化していくのが看護計画です。

パーキンソン病患者にとって大きく課題となるのが振戦や動作が緩慢することで日常生活に支障をきたすということです。この問題を解決するためには薬効時間を考慮した上での日常生活動作を行うタイミングを指導していく必要があります。

O-Pでは、バイタル測定、神経学的所見、薬効時間、日内変動、日常生活動作の自立度を観察します。

C-Pでは、患者のペースに合わせて援助する、必要に応じて福祉用具を使用する、理学療法士や作業療法士と連携を取りながら看護を行う、日内変動や薬効時間について記録するです。

E-Pでは、薬の作用や副作用について説明する、自発的に活動をするよう指導する、家族にも病気を理解してもらうよう説明するです。

まとめ

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いかがでしたでしょうか?今回はパーキンソン病を例に挙げて説明しましたが、疾患によって得ておくべき情報は違ってきます。ですので、看護計画を立案する前にはまず、病気について理解しておく必要があります。

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