入浴介助を制せ!入浴介助で気をつけたいポイント・準備・手順

病院勤務や施設、訪問看護師の方は、患者さんへの入浴介助が業務の一つですよね。看護学生の方は、入浴介助ってどんな流れでどんなことを気をつければいいの?と思う方もいらっしゃるでしょうし、看護師の方も今更聞くことの出来ないこともあると思います。

入浴介助で気をつけたいポイントや手順、そして準備についてお話ししていこうと思います。

入浴介助の目的は?

あなたは、入浴介助の目的は何だと思いますか?やはり皮膚の清潔を保つためと思う方が多いと思います。ですが、入浴介助の目的とはそれだけでしょうか?実は、他にもあるのです。それは、全身状態の観察のためです。

全身状態の観察は、医療者側の目的では?と思う方も多いと思います。ですが、入浴介助の機会くらいでないと、患者さんの全身状態を観察する事は難しいのです。お風呂でもないのに、全身裸になって見せてくれるのはなかなか恥かしいですよね。

全身状態を観察することで異常の早期発見をすることができます。この他にも、血行・新陳代謝促進、リラクゼーション効果があります。

入浴介助をするための準備

入浴介助をするためには、まず患者さん本人に今から入浴することを説明してください。意識がしっかりしている人はすぐに理解することができますが、意識がしっかりしていない方や理解力が低下している方にいきなり入浴させる事は不安を増強させたり、興奮させる原因となります。

ですので、入浴介助する前にはきちんと説明し患者さんが理解した上で行ってください。

入浴介助の際の手順は

入浴介助を行う際の手順ですが、まず患者さんに入浴することを理解してもらいます。そして、バイタル測定を含む全身状態を観察し、入浴できる状態であるか判断してください。

入浴可能な状態であると判断できたら、お風呂まで誘導します。自分で更衣・入浴できる方の場合は、見守りにて行ってもらいます。自己にて入浴動作を行えない方の場合介助を行いますが、自分でできる事は自分で行ってもらってください。

バスチェアを使っての入浴介助

バスチェアを使って入浴介助をする場合ですが、車椅子バスチェアに移動する前に上衣は全て脱ぎ、椅子もしくは車椅子からバスチェアに移乗する際に下衣を脱がしてください。そうすれば、患者さんの負担も最小限で済みます。

車椅子バスチェアは、普通車椅子より不安定ですので声かけを行いながら介助行ってください。お風呂場で体を洗う際ですが、胸部・腹部・陰部など自分で洗えるところは洗ってもらい、背中やお尻、足や頭など自分で洗いにくい所は介助してください。

お風呂から上がった際ですが、車椅子もしくは椅子にバスタオルを敷いておいてください。そして車椅子バスチェアである程度水気を拭いてから、椅子か車椅子に移乗してください。着衣する際ですが、先に上衣を着てください。そして下衣を介助しますが、膝あたりまでパンツとズボンをあげておき、椅子や車椅子に敷いているタオルを抜くと同時にズボンとパンツを上まであげてください。

入浴介助の際に気をつけるポイント

入浴介助をする際に幾つか気をつけておきたいポイントがあります。1つめは、入浴前に全身状態を観察した上で入浴してもらってください。発熱や血圧だけではなく、その他にも入浴することによって症状が悪化する場合があるので注意が必要です。

2つめは入浴することは全身状態を清潔に保つことができますが、危険な場所でもあります。足場は濡れていますので転倒リスクが高くなりますし、気温の変化や湯温による体へ負担を与えてしま可能性もあります。

ですので、入浴中は患者さんの状態を常に観察し異常の早期発見を務める必要があります。

3つめは、全身状態の観察を行うことです。患者さんの多くは羞恥心がありますので、全身を見られることを嫌がります。ですが、お風呂は患者さんの全身状態を観察するのに、とても理想的な場所です。皮膚に異常がないか、浮腫や腫脹などないかを観察してください。

4つめは、羞恥心を最小限にすることです。あなたも、人前で裸になるのは恥ずかしいですよね。患者さんも同じです。ですので、体を隠しながら介助を行ったり、他のひとには見えにくくする必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?入浴介助について理解していただけたでしょうか。

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入浴介助する際には、患者さんの状態に合わせた方法で入浴してもらう必要があります。入浴前にはきちんと入浴できる状態であるか観察した上で介助を行う必要があります。また、お風呂場は危険な場所です。患者さんを安全で安楽に入浴できるよう工夫して介助してください。

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