エンバーミング|看護師用語集

エンバーミングとは、遺体衛生保存のことで、亡くなった方に防腐処置や殺菌処置・傷の修復等を行い、生前の姿に近づける技術のことをいいます。

死後の状態変化

人間の体は、死後急速に細胞の分解が始まり、腐敗が進んでいきます。このため、遺体はすぐに清拭やアルコールの使用によって清潔にされ、血液や体液が漏出しないように処置します。ですが、これらはあくまで応急処置にすぎません。
亡くなってから火葬するまで、一般的に2~3日かかります。亡くなる人の数に対して火葬場が少ない地域については、1週間程度かかることもあります。また、家族が外国などの遠方に暮らしている場合、駆けつけるのに時間を要することもあります。火葬までの間、遺体をきれいに保存し続ける方法として、エンバーミングが行われます。エンバーミングは応急処置ではなく、遺体を科学的・医学的な防腐処置によって、長期間保存可能な状態にする方法です。

エンバーミングと行うことで時間にゆとりができ、余裕をもって葬儀の準備に取りかかることができる他、亡くなった方とのお別れをじっくり行い、死を現実の出来事として認識することによって、その後の悲しみが早く癒えるともいわれており、グリーフケアの視点でも意味を持ちます。しかし、アメリカやイギリス・北欧などでは普及率の高いエンバーミングですが、日本での普及率は1%程度といわれています。

エンバーミングの方法とは

エンバーミングは、遺体の内部に残っている食物残渣や血液・体液などを吸引したり、防腐剤を動脈に注入したりすることによって、常温保存でも腐敗しないように処置を行います。このような処置を終えたあと、遺体の清拭や死化粧を施し、亡くなった方やご家族の好み・希望に合った服を着せ、遺体はご家族の元へ戻ります。

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エンバーミングを実施するのは、遺体の防腐処置や殺菌処置などの技術や、生理学やグリーフケアなどの知識を持った、日本遺体衛生保存協会による資格認定試験に合格したエンバーマーのライセンスを持つ専門家が行います。

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