ドクターハラスメント(ドクハラ)|看護師用語集

医師がとる態度や発言などにより、患者の心を傷つけることを、ドクターハラスメント(ドクハラ)といいます。話しかけにくい雰囲気やセクハラ的要素も、ドクターハラスメントに含まれます。

どんな態度がセクハラにあたるのか

身体的・精神的症状を抱えるとき、誰しも納得のいく説明や治療を望むでしょう。自分の体の中で起こっていることをもっと知りたい、処方された薬について詳しく説明してほしいという気持ちは、患者にとって自然な感情ともいえます。しかし、そんな患者の気持ちを無視したり、失望させたりするような態度を医師がとることは、ドクハラにあたります。

高圧的な態度をとる、治療についての十分な説明をしない、質問をするとため息をつく、患者を軽くあしらうような発言をする、絶望の淵に追い込むような説明をするといった態度は、患者を不安に陥らせ、患者と医師との信頼関係にも影響を及ぼします。

患者からの医師や病院への信頼を損なう可能性がある一方で、ドクハラについて訴えてくる患者を、モンスターペーシェントとして病院側が相手にしないケースもあり、その場合はさらに患者の気持ちを追い詰めてしまうこととなります。

なぜドクハラは起こるのか

一部の医師の中には特権意識や驕りを持つ者がおり、それがドクハラの起こる原因の一つとなっています。医療現場の人手不足による過重労働も、医師の心身のストレスにつながり、ドクハラの一因になっているとも考えられます。

一方の患者も、かかりつけ医のような前からよく知っている医師から言われた言葉は素直に耳に入ってくるかもしれませんが、初対面の医師に対しては身構えてしまい、医師の言動について必要以上に圧迫感を覚えてしまうこともあるのかもしれません。患者と医師も、人間対人間。互いの言動や態度の捉え方に違いがある場合は、人間関係の上に生じるズレが原因かもしれません。

患者には権利がある

患者の権利に関するリスボン宣言は、1981年に開催された世界医師会において採択された、患者の権利に関する世界的宣言です。この宣言には、良質の医療を受ける権利や治療の自己決定権・説明を受ける権利・健康教育を受ける権利など11の原則があり、患者がこれらの権利を享受できるよう、医療従事者は患者の権利を尊重しなければならないとされています。

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患者は、医師から説明された情報に基づいて、治療内容を自分自身で決める権利を持っています。医師は治療内容などについて患者に十分な説明を行い、患者の同意のもとに治療を行わなければなりません。この概念は「インフォームド・コンセント」と呼ばれ、医師の十分な説明と患者の自発的な同意が不可欠です。

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