災害看護|看護師用語集

災害看護とは、自然災害や人的災害といった不測の事態において、通常の診療体制では対応できないような状況下で行われる看護のことをいいます。このような災害では、一度に多数の死者・負傷者が発生します。看護師は知識や技術を活用し、他職種や行政との連携を図りながら、地域に住む人々の健康を守るために看護を行います。

災害看護は災害発生直後だけに行われるのではない

災害発生直後は、生存者の救出・救命が中心に行われます。普段とは違う状況下で、人的資源・物的資源の限られた中で効率よく救命・治療を行うためには、トリアージが重要となります。また、亡くなった方の遺族への対応も行われます。
治療を必要とする人への看護を続けるのと同時に、避難所で生活する人々の健康管理・衛生管理・感染症予防も重要です。ライフラインが寸断されていたり、集団で生活したりすることにより、衛生状態の悪化や感染症の蔓延が懸念されるからです。慣れない集団生活で、持病が悪化する可能性もあります。直ちに医師の診察を受けるべき状況かどうか、観察し、見極める必要もでてきます。また、災害によるストレスに対するメンタルケアも欠かせません。
災害からある程度年月が経つと、自宅で生活している人も被災前と住む場所が変わったり、家族を失っていたりすることで孤独になりやすく、身体面・精神面・社会面でのケアが必要です。被災者は、災害でこれまでと違う状況に立たされたという不安だけではなく、生き残ったことへの罪悪感を覚え、自分を責める人もいます。災害が残す根は大きく、災害看護は長期的な目で行われなければなりません。

災害支援ナース

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日本看護協会には、災害支援ナースという制度があります。登録要件は、都道府県看護協会の会員であること・臨床経験が5年以上であること・所属施設がある場合には、所属長の承諾があること・災害支援ナース養成のための研修を受講していること、が挙げられます。
災害が発生した際には、被災した医療機関・社会福祉施設・避難所での活動が原則となり、災害支援ナースの被災地での活動期間は、災害発生後3日以降から1か月間が目安となります。また、個々の災害支援ナースの派遣期間は、原則として、移動時間を含めた3泊4日となります。被災地から戻ると、都道府県看護協会が主催する報告会・交流会に参加することになります。

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